リハ医挨拶

YouTube Preview Image

リハビリテーション医療・鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院の目指すところ

リハビリテーション医療は従来の医療とはやや趣を異にする医療です。医療というともっぱら病気を治すことを主眼として治療が行われてきました。しかし病気が治っても身体に後遺症という障害が残るためや、病気治療に伴う著しい体力低下のために、ADL(食事や着替え、洗面、トイレ、歩行などの基本的な身辺処理動作)が自力では困難となる、就労が困難となるといった問題が発生することは最近では広く認識されるところとなっています。

リハビリテーション医療はこのような身体・精神の障害を少しでも軽くする事を主眼として行われる医療です。原因となる病気の治療はもちろんですが、病気の結果として生じてくる機能障害やハンディキャップを治療の主たる対象としているという点で従来の診療科とは少し毛色が異なっていると言ってよろしいかと思います。

病気に伴って生じる様々な機能障害を防ぐための治療は最近では病気が発生したその時から開始したほうがよいということもまた広く認識されるようになっており、リハビリテーション治療は、①急性期リハビリテーション ②亜急性期リハビリテーション ③慢性期(回復期)リハビリテーション ④維持期リハビリテーションとして分類されています。

このような中、西暦2000年度より厚生労働省により回復期リハビリテーション病棟という制度が開始され、諸々の医療政策、医療情勢とのからみの中で回復期リハビリテーション病棟(病院)は全国で爆発的な増加をしつつ今日に至っています。

近年では急性期病院の入院期間短縮に伴い、発症後早期の亜急性期の患者さんが回復期リハビリテーション病院に入院するようになっており、回復期リハビリテーション病院には、病気の状態が不安定な患者さんが増加し、回復期リハビリテーション病院には発足当初よりも濃厚な医療体制の整備(医師数、看護師数、等々)が必要となっており、医療制度、診療報酬上の矛盾が出てきており、厚生労働省による早期の制度の手直しが必要になってきています。無駄な医療費の使われ方を含めた税金の無駄使いを抑制しつつ、しかし必要な分野にはしっかりとお金を使って国民の健康・医療・生活が守られるべきという理念の定着が必要であると思います。

一方、回復期リハビリテーション病院の増加により、リハビリテーション治療スタッフの急激な増加(たくさんの新人療法士)、リハビリテーション医療に精通していない医師がリハビリテーションを担当するケースの増加、等々、人的整備が病院増加に追いつかない面があり、回復期リハビリテーション病院の医療内容が質的に十分なものなのかどうかという点も見逃すことのできない重要な課題となっています。

私ども聖テレジア病院では、このような点にできる限りの配慮を行い、経験の豊富なリハビリテーション専門医師を配置し、神経内科医師、整形外科医師、内科医師らと共に高いレベルのリハビリテーション医療チームを形成すべく努力しております。また看護部門はもちろん、療法士に対する教育プログラムの整備にも努力しております。

私どもの追求しているものは、回復期に限定した分業リハビリテーション医療ではなく、急性期病院との連携、地域開業医師との連携、訪問看護分野、福祉分野、教育分野等々との連携による、患者さん・ご家族と一生おつきあいをすることのできるリハビリテーション病院であります。

皆様に私どもの頑張りにお付き合い頂ければ幸いです。

鎌倉リハビリテーション聖テレジア病院 病院長
リハビリテーション専門医 足立徹也

医療関係者の皆様へ 求人募集 よくあるご質問 お問い合わせ